栄養強化剤食品への表示などについて
食品表示法に基づくビタミン類の基準値、表示は次のとおりですが、実際に食品へ栄養成分や機能性を表示する場合は、薬機法(旧薬事法)や健康増進法、景表法などの規定を遵守するようお願いいたします。
1.ビタミン類の栄養強調表示の基準値(補給ができる旨の表示) (新基準)
栄養成分 | 高い旨の表示 【高、多、豊富、たっぷり】等 |
含む旨の表示 【源、供給、含有、入り、使用、添加】等 |
強化された旨の表示 【○%強化、増、アップ、プラス】等 |
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100g 当たり | 100kcal 当たり | 100g 当たり | 100kcal 当たり | 100g 当たりの強化された量 | |
ナイアシン | 3.9mg (1.95mg) | 1.3mg | 1.95mg (0.98mg) | 0.65mg | 1.3mg (1.3mg) |
パントテン酸 | 1.44mg (0.72mg) | 0.48mg | 0.72mg (0.36mg) | 0.24mg | 0.48mg (0.48mg) |
ビオチン | 15μg (7.5μg) | 5μg | 7.5μg (3.8μg) | 2.5μg | 5μg (5μg) |
ビタミンA | 231μg (116μg) | 77μg | 116μg (58μg) | 39μg | 77μg (77μg) |
ビタミンB1 | 0.36mg (0.18mg) | 0.12mg | 0.18mg (0.09mg) | 0.06mg | 0.12mg (0.12mg) |
ビタミンB2 | 0.42mg (0.21mg) | 0.14mg | 0.21mg (0.11mg) | 0.07mg | 0.14mg (0.14mg) |
ビタミンB6 | 0.39mg (0.20mg) | 0.13mg | 0.20mg (0.10mg) | 0.07mg | 0.13mg (0.13mg) |
ビタミンB12 | 0.72μg (0.36μg) | 0.24μg | 0.36μg (0.18μg) | 0.12μg | 0.24μg (0.24μg) |
ビタミンC | 30mg (15mg) | 10mg | 15mg (7.5mg) | 5mg | 10mg (10mg) |
ビタミンD | 1.65μg (0.83μg) | 0.55μg | 0.83μg (0.41μg) | 0.28μg | 0.55μg (0.55μg) |
ビタミンE | 1.89mg (0.95mg) | 0.63mg | 0.95mg (0.47mg) | 0.32mg | 0.63mg (0.63mg) |
ビタミンK | 45μg (22.5μg) | 30μg | 22.5μg (11.3μg) | 7.5μg | 15μg (15μg) |
葉酸 | 72μg (36μg) | 24μg | 36μg (18μg) | 12μg | 24μg (24μg) |
( )内は、一般に飲用に供する液状の食品100mL当たりの場合
ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK | -20%~+50% |
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ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、葉酸 | -20%~+80% |
2.ビタミン類の栄養機能食品 (新基準)
栄養機能食品として栄養成分の機能を表示する場合、一日当たりの摂取目安量に含まれる栄養成分量が、国が定めた下限・上限量の基準に適合していることが必要です。また栄養機能表示だけでなく注意喚起表示等も表示する必要があります。
栄養成分 | 一日当たりの摂取目安量に含まれる栄養表示量 | 栄養機能表示 | 注意喚起表示 | ||
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下限値 | 上限値 | 単位 | |||
ナイアシン | 3.9 | 60 | mg | ナイアシンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。 | 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。 |
パントテン酸 | 1.44 | 30 | mg | パントテン酸は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。 | |
ビオチン | 15 | 500 | μg | ビオチンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。 | |
ビタミンA | 231 | 600 | μg | ビタミンAは、夜間の視力の維持を助ける栄養素です。 ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。 |
本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。 妊娠3ヶ月以内または妊娠を希望する女性は過剰摂取にならないよう注意してください。 |
ビタミンB1 | 0.36 | 25 | mg | ビタミンB1は、炭水化物からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。 | 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。 |
ビタミンB2 | 0.42 | 12 | mg | ビタミンB2は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。 | |
ビタミンB6 | 0.39 | 10 | mg | ビタミンB6は、たんぱく質からのエネルギーの産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。 | |
ビタミンB12 | 0.72 | 60 | μg | ビタミンB12は、赤血球の形成を助ける栄養素です。 | |
ビタミンC | 30 | 1,000 | mg | ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です。 | |
ビタミンD | 1.65 | 5.0 | μg | ビタミンDは、腸管でのカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける栄養素です。 | |
ビタミンE | 1.89 | 150 | mg | ビタミンE は、抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける栄養素です。 | |
ビタミンK | 45 | 150 | μg | ビタミンKは、正常な血液凝固能を維持する栄養素です。 | 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。 血液凝固阻止薬を服用している方は本品の摂取を避けてください。 |
葉酸 | 72 | 200 | μg | 葉酸は、赤血球の形成を助ける栄養素です。 葉酸は、胎児の正常な発育に寄与する栄養素です。 |
本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。 本品は、胎児の正常な発育に寄与する栄養素ですが、多量摂取により胎児の発育がよくなるものではありません。 |
※栄養機能食品の表示事項
- 1.栄養機能食品である旨及び当該栄養成分の名称
- 2.栄養成分の機能
- 3.1日当たりの摂取目安量
- 4.摂取の方法
- 5.摂取をする上での注意事項
- 6.バランスの取れた食生活の普及啓発を図る文言
- 7.消費者庁長官の個別の審査を受けたものではない旨
- 8.1日当たりの摂取目安量に含まれる機能に関する表示を行っている栄養成分の量が栄養素等表示基準に占める割合
- 9.栄養素等表示基準値の対象年齢及び基準熱量に関する文言
- 10.調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては、当該注意事項
- 11.特定の対象者に対し注意を必要とするものにあっては、当該注意事項