多糖類製品一覧

精製カラギナンは海藻（紅藻類）より抽出し、精製して得られる酸性多糖です。
主な特徴は次の4つの性質に分けられますが、原藻の種類や抽出方法により、様々な特徴をもつ精製カラギナンを得る事ができます。

1. 1.増粘
2. 2.水系でのゲル化
3. 3.乳系でのゲル化
4. 4.乳系での分散安定性

種々の用途に対応できる様、各種タイプを取り揃えております。
タイプによって冷水～温水溶解し、pHは中性領域が最も安定します。

ローカストビーンガムは地中海沿岸に生育するマメ科植物であるカロブ樹の種子胚乳部より得られる中性多糖です。
精製カラギナン、キサンタンガム等との優れた相乗効果を有する素材として幅広い用途にご使用頂けます。
精製品は高い水溶液透明性を有し、原料豆の持つ臭いや味をほぼ取り除いております。
約80℃の熱水で溶解します。pHは中性領域が最も安定します。　

タラガムは豆科植物タラの種子胚乳部より得られる中性多糖です。溶解性や粘度は、ローカストビーンガムとグァーガムの中間の性質を有しています。また、精製カラギナン、キサンタンガムと相乗効果があり、併用して使用することでゾル化またはゲル化します。
精製品は高い水溶液透明性を有し、原料豆の持つ臭いや味をほぼ取り除いております。
冷水に膨潤し、約60℃の温水で溶解します。pHは中性領域が最も安定します。

キサンタンガムは微生物（Xanthomonas campestris）が菌体外に産生する酸性多糖です。
食品中の塩や酸の影響を受けにくく、耐熱性に優れることから、ドレッシング、たれ、スープの増粘・安定の目的に使用されています。また、ガラクトマンナン（ローカストビーンガム、タラガム、グァーガム）との組み合わせにより、ゲル化、ゾル化、増粘します。
低い濃度で、他の多糖類と比較して高い粘度がでます。
冷水溶解し、幅広いpH領域で安定します。