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エリスリトール使用上の注意

緩下作用について

  • エリスリトールは他の糖アルコールと同様に、大量に摂取すると体調や体質により緩下作用(下痢)を起こすことがありますが、これは一過性であり心配ありません。
  • 一度に摂取した時の緩下作用を起こさない単位体重あたりの量(最大無作用量)は、わが国での研究によると、成人男性で0.66g/kg体重、成人女性で0.80g/kg体重と報告されています(Nutrition Research, Vol.16, No.4, 1996)。
    エリスリトールは糖アルコールの中では、最も緩下作用を発現しにくいと考えられます。
  • 成人男性の体重を60kg、成人女性の体重を50kgとして考えると、成人における摂取限度量は約40gと考えられます。
  • 分割摂取による1日当たりの最大無作用量はこれよりも大きいと考えられますが、信頼できるデータがありませんので、成人に対しては40gを1日あたりの摂取限度量としてご検討ください。
  • JECFA(FAO/WHO合同食品添加物専門委員会)により『安全性が十分に高いので、1日摂取許容量は定める必要がない(ADI not specified)』との評価を受けており、その安全性は世界的にも認証されています。(1999年6月)

アレルギーについて

  • エリスリトールは、ごく低頻度ですがアレルギー反応を起こすことがあり、症例の報告がなされています(The Journal of Dermatology; Vol.27, 163-165, (2000)、Journal of Allergy and Clinical Immunology, Vol.108, No.4 650(2001)等)。アレルギー反応がおこる理由(機構)はまだわかっておりません。アレルギー症状が出た場合には、摂取を控えていただき、医師へ相談いただきますようお願いいたします。

東京都福祉保健局 東京都食品安全FAQ

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