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多糖類機能と特長

弊社は長年、三菱レイヨン社で蓄えられてきた、精密ろ過・アルコール回収技術を基本技術に、天然原料から多糖類を抽出・精製するメーカーとして、素材の持つ機能性を引き出した製品を市場に供給しています。

多糖類の機能

1.天然原料から多糖類の抽出・精製【アルコール沈殿法】

製造工程

多糖類とは単糖類(ブドウ糖等)が10個以上連なったものの総称で、タンパク質と同様に自然界に広く分布しており、細胞支持物質・体内貯蔵物質として多く含まれています。寒天もその一種です。
私たちは、日常、間接的に食品としてこれらの物質を摂取しています。

しかしながら、有効にその機能を利用することが困難です。そこで弊社は自然界に存在する原料を一度可溶化し、不純物を除去し回収することで本来持つ多糖類の機能性をより高く引き出しています。

また、出発となる原料により、構成単糖の種類や結合様式が異なるため原料を幅広く選択することにより種々の多糖類を製造することが可能となります。

多糖類区分 カラギナン ローカストビーンガム タラガム グアガム タマリンドシードガム サイリウムシードガム キサンタンガム

2.天然原料からの脱臭・脱タンパク【アルコール洗浄加工処理】

素材によっては、未精製の状態で流通しているものもあり高度な精製を要求されずとも、原料のもつ臭い・タンパク質の問題を軽減させたい場合があります。

素材を完全に可溶化させずに、粉体表面をアルコール洗浄する事でこれらの問題を改善することが可能となります。

3.多糖類の粉体殺菌加工【受託加工】

食品・化粧品分野ではHACCPが広く導入されており、最終製品の品質管理を原料まで遡り管理されるようになり、 これまであまり重要視されなかった「原料」の菌数管理が一段と厳しくなってまいりました。

※HACCP:Hazard Analysis Critical Control Pointの略
1960年代に米国で宇宙食の安全性を確保するために開発された、食品衛生管理の方法。

弊社は独自に開発した「粉体搬送技術」と「紫外線殺菌技術」を融合させ「多糖類及び多糖類製剤」に特化した殺菌を行っています。(特許取得済み)

特長

  1. (1)乾式殺菌のため、対象物に水溶性物質を含んでいても処理が可能
  2. (2)対象物を加熱しないために物質の変性がほとんどない
  3. (3)少量の殺菌から対応可能、殺菌加工ロスが少ない

実施例

一般生菌数の殺菌効果(1回処理:cfu/g)
ローカスト カラギナン キサンタン
処理前 処理後 処理前 処理後 処理前 処理後
10,000 200 5,000 250 3,000 100