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リョートー™ポリグリエステル概要説明

リョートー™ポリグリエステルとは

リョートー™ポリグリエステルは、食品添加物として認められた食品用乳化剤「グリセリン脂肪酸エステル(非イオン界面活性剤)」です。ポリグリセリン脂肪酸エステルは、HLBの幅が広いため他の乳化剤より広い範囲での利用が可能です。他にも以下のような特長を兼ね備えています。

  1. 1.脱臭工程の工夫により風味を大幅に改善しました。従来ポリグリセリン脂肪酸エステルは油臭やロウ臭が問題でしたが、脱臭工程を充実させることによって改善しました。
  2. 2.製品中の脂肪酸石鹸量を極力抑えたことにより、pHの影響を受けにくく、広いpH範囲で安定した機能(効果)が得られます。
  3. 3.リョートー™ポリグリエステルは、耐酸性、耐凍結性、耐熱性、耐塩性等の優れた機能を有しています。ショ糖脂肪酸エステルなど他の乳化剤と併用することによって相乗効果も期待できます。

製造方法・化学構造

リョートー™ポリグリエステルの製法

リョートー™ポリグリエステルは植物油由来のグリセリンを脱水縮合によりポリグリセリンにしたあと、植物油由来の脂肪酸をエステル結合させて作られます。ポリグリセリンの重合度と脂肪酸の種類およびエステル化度によって、それぞれに特性を備えた銘柄が作られています。

リョートー™ポリグリエステルの化学構造

グリセリンを平均10個縮重合したポリグリセリンに脂肪酸をエステル結合したモデル構造式です。ポリグリセリンの重合度は平均10個で、前後に分布します。また、脂肪酸のエステル化度(いくつの脂肪酸が結合しているか)も平均で、結合する場所(水酸基=OHと結合)も様々です。従ってポリグリセリン脂肪酸エステルは、多くの種類の構造式を持ったエステルの混合物です。

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