酵素剤デキストラナーゼ 2F
基原
Chaetomium gracile
力価
- デキストラナーゼ力価:3,900~4,800 u/g
特長
製糖工業において、糖液に細菌が繁殖することによりデキストランを主とする粘性多糖類が生成されることが知られています。デキストランが搾汁中に存在すると、原糖の収率を低下させるうえ、以降の精製工程に著しい悪影響を与え、糖液輸送パイプ、イオン交換樹脂塔などで発生した場合にはその除去に大変な労力を要します。
デキストラナーゼ2Fは、デキストランを分解することにより多糖類の粘度を低下させ、上記作業の手間を大幅に省くことが可能になります。
成分及び重量%
成分名 | 配合量 |
---|---|
デキストラナーゼ | 100% |
用途
実験室系では、デキストラン1gに対して10.4単位程度のデキストラナーゼを作用させることにより十分な効果が得られます。また、製糖工業では高温の工程が多く、使用する酵素には耐熱性が求められますが、デキストラナーゼ2Fは70℃まで有効に作用するため実用的です。
包装形態
- 20kg:ポリエチレン缶
- 200kg:ドラム缶
表示方法
酵素特性(pH、温度)
pH活性
pH安定性
温度活性
温度安定性
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- 糖質加工、製糖工業